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「歯周基本治療の意義と歯周外科治療の基本「フラップ手術」ハンズオンセミナー」
開催期間: 2024年12月22日 10時00分 〜 2024年12月22日 16時00分
開催場所:ESTA青山(外苑前)
イベント概要

「歯周基本治療の意義と歯周外科治療の基本「フラップ手術」ハンズオンセミナー」

※※お申込みはこちらをクリック※※

【講 師】 内田 剛也   先生、松下 加奈枝 様(DH)

【日 程】 2024年12月22日(日)

【時 間】10:00~16:00(昼食・休憩時間含む)

【会 場】ESTA青山(外苑前)

【定 員】16組(先着順)

【対 象】歯科医師、歯科衛生士

【受講料】歯科医師:44,000円(税込) 歯科衛生士:16,500円(税込)

※受講料には昼食代が含まれています。


【内容】豚顎実習

午前:

1)歯肉縁上プラークコントロールの効果

2)歯周基本治療(SRP)を繰り返す意義とは?

3)クリティカルプロービングデプス(CPD)

 4)全身的な阻害因子としての「糖尿病」「喫煙」

5)歯科的な阻害因子としての「咬合性外傷」「歯内歯周病変」「歯根破折」「生物学的幅径の侵襲」

6)歯周外科治療の適応症

午後:

★フラップ手術の術式と器具「歯肉弁根尖側移動術の動画と解説」 ※豚顎実習

★SPTとメインテナンス ※豚顎実習+模型実習


講演内容は歯周基本治療の内容や歯科衛生士の皆さんが日常臨床で行う、プラークコントロールやSRPの意義について触れる部分が多く、共に働く歯科医師と歯科衛生士が共通認識を持つために有意義な内容となっております。「歯周基本治療で何を行いますか?」と質問された時、皆様は何を連想されますか?

歯科衛生士の方からは「ブラッシング指導」「SRP」「プラークコントロールの確立」などかもしれませんし、歯科医師の方からは「咬合調整や暫間固定」「感染根管治療」「予後不良歯の抜歯」「プロビジョナルレストレーションの装着」などかもしれません。

歯周炎は歯周病菌が主たる原因ではありますが、細菌のコントロールだけでは改善が乏しい症例もあります。そのような症例では何らかの阻害因子が歯周組織の回復を妨げていると考えられます。歯周基本治療では、その阻害因子を見つけ出すことがその後の治療の成否に関わってくると感じています。

そこで、歯周外科治療前の歯周基本治療時に原因となる阻害因子を取り除き歯周組織の改善しやすい環境をつくることの必要性について再考してみたいと思っています。また、歯周外科治療のフラップ手術は、歯肉や粘膜を歯および骨膜より剥離し、病因因子の除去を明視下にて行う方法です。歯肉縁下4㎜を越える深いポケットに対しては器具の到達性に問題があり、根面をルートプレーニング出来る限界は術者の技術にもよりますが完全な歯石除去は困難です。従って、フラップ手術の目的は器具の到達性の確保と明視下での病因因子の完全な除去にあります。このフラップ手術の術式は,ほとんどの歯科医師が最初に学ぶ歯周外科手術の基本術式の一つであり、さまざまな歯周外科手術の応用への基礎でもあります。

そこでフラップ手術の基本術式である、切開線の位置、全部層弁と部分層弁の適応、それぞれのステップにおける留意点や使用器具について解説を加え、皆様と一緒に再確認をしてみたいと思います。

内田 剛也