第67回読書会報告と感想文
2025年3月16日 18:39 読書会

2月25日(火)に開催されました、第67回 阿佐ヶ谷婦人公論読書会

     <読書会からのお知らせ>

2018年から阿佐ヶ谷の洒落たお店でお茶 を飲みながら始めた 「阿佐ヶ谷婦人公論読書会」。

コロナ以降はオンライン開催で継続しながら、今回でなんと67回!

2024年4月からの「新・読書会」も新たな年を迎え、男女のなぞを解 く話題がさらに充実!

今回は、井上さんがまとめてくださった「カップル・ダンス」の5つのパ ターン全てについて、

「宿題への挑戦」と題して進藤さんが考察してくださ いましたので、その資料をもとに読書会を進めました。

多様化するカップル支援を考えるにあたり、時代に即応したテーマを取り上げ、深掘りすることでさらにパワーアップしたいと考えています。

ぜひ今後のスケジュールをチェックしてください! 

 ★次回の第68回読書会は  3月25日(火)21時(オンライン

「新・読書会」では、遠方の方も参加しやすい「オンライン」をベースに、随時「リアル」での開催を企画していきます。

今年から、読書会の日程を毎月第4火曜日の21時からを基本に開催する こととしました。

また、4月からは誰でも気軽に参加できるよう、当日のzoom入室のための URLを協会HPのミータスに掲載いたします

詳細につきましては、別途ご案内いたします。乞うご期待! 

<会員限定>

本読書会に参加ご希望の方は➡QRコード(増渕のLINEあて)に、

お手持ちのスマホでカメラをかざして繋いでください。

「新・参加できる阿佐ヶ谷婦人公論読書会」グループラインに招待させていただきます。

★ または、協会アドレス japan.family.counseling@gmail.com まで、お問合せ、お申込みをお願い致します。

読書会主宰 理事長 長谷川啓三 担当 増渕広美  




第67回 <参加できる阿佐ヶ谷婦人公論読書会> 「おんなとおとこの工夫 生涯を連れ添うために」

【テーマ】 ZOOMによるオンライン読書会をベースに 随時リアル開催しています。

 ◆ 夫婦・カップルにおける悪循環(カップル・ダンス)について考える 《資料》

⚫ カップル・ダンス「宿題への挑戦」(5つのパターン) 【参加者】7名 (男性3名、女4名) 2025.1.28 開催【概要】(まとめ:増渕) これまで、事前に参加者を募り、参加予定者にメールにて当日のzoom入室のためのURLをお 伝えしていましたが、今回は、4月からの運営を想定し、新旧両方のグループLINEに当日のURL を掲載し、「画面オフ」(耳だけ参加)での参加も歓迎いたしました。

参加しやすい環境をつくる ことで、より多くの方に参加していただきたいと考えています。さて、前回に引き続いてテーマに掲げた「夫婦・カップルにおける悪循環(カップル・ダンス)」 については、その5つのパターンについてここに掲載します。

<5つのカップル・ダンス>

1 衝突のダンス(The dance of conflict)

2 距離のダンス(The dance of distance)

3 追跡者/回避者のダンス(The pursuer/avoider dance)

4 三角関係のダンス(The dance of triangulation)

5 過剰責任/過少責任のダンス (The rresponsible/underresponsible dance)

それぞれの詳細については、紙面の関係上割愛させていただきますが、もともとは、長谷川先生が提供してくださった「恋愛の病理」についての考察の一環として、昨年7月21日に開催された日本家族心理学会の研修「多世代家族療法」(講師:野末武義先生)の内容をもとに、井上さんが「カップル・ダンス」についてまとめてくださったものです。

読書会では、2回にわたり、その5つのパターンそれぞれについて事例を出しながら「超簡単 翻訳」を試みました。それは、カップルの関係性について深く考察するものであり、当協会にお けるカップル・カウンセリングに資するものであると考えています。

読書会の意見交換では、それぞれのパターンについての感想や考察が述べられた他、スイング ダンスの動画(『Teacher’s Jam』)や井上陽水の『ダンスはうまく踊れない』が話題に上ったり、 うまく踊れなくても楽しければよいのではとか、二人のダンスがダメならソロという選択肢もあ るのではなど様々な意見が出されたりする中で、それを基にまた考察を深めるなど、和気藹々と した中でカップルの在り方について考察を進めることができました。 うまくいかなかった経験談や達観した考察も語られ、経験豊かな大人の読書会ならではの醍醐 味を感じています。

今回、井上さんが感想をお寄せくださいましたので、ご紹介します。

井上京子さんの感想文

長谷川先生より「理想的なダンスとは」というお話で、皆でスイングダンスの動画(YouTube 『Teacher’s Jam』)を見た。その後以下のお話があった。 「カップルの目標は、『自分たちが楽しめて、周りも幸せになる』こと。時には間違ったダンス を踊っても、ソロになることがあっても良い。良いダンスを二人でするためには、ソロでも良い ダンスを踊れないといけない。」 長谷川先生の”ソロでも良いダンスが踊れないといけない”というお話は、自己分化度のお話でもあると感じた。

昨年受講した『多世代家族療法』研修では、自己分化度が同程度の相手をパートナーとして選 ぶことが多いと学んだ。長年共に過ごす間に、片方だけ自己分化度が変化した場合、カップル関係はどう変化するのか、またそのようなカップルにはどんな介入が出来るのかについても考えてみたい。 以上