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9月18日(日) 13:30~16:30:講義・ワーク(途中、休憩が入ります)
コロナ禍、異常気象や紛争の重なる不透明な今を、
家族としてどのように生きていくか?
渡辺
久子(わたなべ ひさこ)先生
コロナ禍に加え世界各地で異常気象による災害や紛争が増加し、予期せぬ災難に市民が巻き込まれている。この不透明な時代に、私たちは人として、家族として、どのように生きたらよいのだろうか?本講では、心身症、ひきこもり、いじめや被虐待に苦しみ、家族や集団の歪んだ関係を生き延びる子どもらから学び、大人が自分たちの関係性の幼児性に気づき、互いに謙虚に心を開き対話をもつことの大切さを考えたい。
《プロフィール》
児童精神科医。
慶応義塾大学医学部卒業後小児科学、精神医学、神経内科学、精神分析学、を国内外で研修。
家族精神医学をメニンガー・クリニックのA.マンデルバウム博士、タビストック・クリニックのJ.ビングホール博士に師事。
乳幼児精神保健を英国で学んだ後、慶応病院小児科常勤講師として研修医に児童精神医学の基礎を指導。
いじめ、引きこもり、摂食障害、発達障害、虐待、DV等、高度経済成長後の日本で多発する子どものこころの問題に取り組む。
世界乳幼児精神保健学会(WAIMH)の理事として、日本乳幼児精神保健学会を設立し、アジア初のWAIMH世界大会を横浜で開催。
東日本大震災以後今日まで、東北の子どもらのメンタルケアにかかわり、日本人にあった「甘えなおし療法」を実践。
WAIMH理事としてバングラデッシュのロヒンギャ難民キャンプや、ウクライナの臨床家を支援している。
《主著》
「こころ育ての子育て」白石書店 2000
「だきしめてあげて」太陽出版 2005
「新訂増補母子臨床と世代間伝達」金剛出版 2016
共著「郡山物語」福村出版 2014