SHIVER2021:プロデューサーメッセージ
横浜バレエフェスティバルの主催者として本番は客席で、
リハーサルは至近距離でバレエを見る中で、
私が一番気に入っている”至近距離ならではのダンサーの迫力”を
お客様にも体感していただきたいと思い始めました。
”ワールドクラスのダンサー”を肌で感じる。
こんな素敵で贅沢な時間はなかなか得られないからです。
2018年に自身がパリに居を構え、いろんな距離感でバレエやダンスを見る中で、
一度フランスでこのようなダンスの舞台をやってみようと考え、2019年4月に初めて、
バレエダンサー4名で30席でのパフォーマンスをパリのスタジオで実施しました。
その際のフランスやスイスのお客様の反応はとても良く、
日本でもトライアルとして横浜バレエフェスティバル2019では
本番前日に舞台上に100席をコの字型に配置し
そこで前夜祭のパフォーマンスを実施。そして2019年8月には新宿村スタジオで
50席の日本初のSHIVER公演を実施させていただきました。
2020年夏には、”ワールドクラスのバレエダンサー・アーティストを至近距離で見られる全席SS席のパフォーマンス”
SHIVERを本格的に日本で始動し、
弊社本拠地の横浜だけではなく、長野県の戸隠、京都で公演を実施。
お客様のダイレクトなお喜びの声をいただきました。
装置や衣裳・照明などは基本的にシンプルなものにさせていただく代わりに、
席数を限定しダンサーの迫力を存分に味わって頂けたのではないかと思います。
今年も今をときめく素晴らしいダンサーの皆様が参加してくれます。
男性ダンサーが天井に届きそうな大迫力の跳躍をし、着地の振動が自身が座る椅子に伝わる。
長いバリエーションで息が上がりながらも指先、足先の繊細な動きを止めない女性ダンサー。
同じ人間なのに浮遊感があるという女性ダンサーのテクニックといったものを
今年も体感いだければと思っております。
「SHIVER」とは英語で”震える”という意味です。
この夏、最高のダンサーと素敵な場所で貴重な時間と体感を共有していただけると幸いです。
横浜バレエフェスティバル
SHIVER
プロデューサー
吉田智大