ぼうさいやどかりおかやま利用マニュアル(2020年7月31日)
【施設を利用できる人】
①身障手帳1~2級かつ療育手帳A相当の重症心身障害児・者で、
市町村から短期入所の支給決定を受け、
障害福祉サービス受給者証に「医療型(療養介護)」又は「医療型(重心)」の記載がある方
⇒ショートステイ、入院扱いの施設を利用可能。受入条件は施設リスト(お知らせ内)をみてください。
②上記以外の方
⇒入院扱いの施設のみ利用可能。受入条件は施設リスト(お知らせ内)をみてください。
【利用の流れ】
以下を会員自身ですすめて頂きます。
ぼうさいやどかりおかやま会員登録
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希望施設を選ぶ
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かかりつけ医に紹介状を作ってもらい、希望施設へ送付してもらう
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紹介状が届く頃に、希望施設へ電話し事前面談の予約をする
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事前面談
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事前面談が済んだことを、マイページへ入力する
事前面談が完了した状態 = 待機状態
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災害、停電が起きたら
待機状態となっている施設に、会員自身が電話で直接利用を申し込む
その際、「ぼうさいやどかりおかやまの利用希望です」と伝える
【避難場所を決める時に大切なこと】
①親族や知人宅の利用もあわせて検討ください(ぼうさいやどかりおかやまで利用できる施設も、満床の場合や、施設自体の被災が厳しい場合は受入れできない場合があります)。
②なるべく複数の施設に対し事前面談しておくことをおすすめします(上と同じ理由)。
③施設自体の被災リスクについては、ハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)等を用い、会員自身で確認をしてください。
【実際の避難で大切なこと】
医療的ケアが必要な方が避難する場合、車を用いることが想定されます。
洪水の際、マフラーが浸かると車はエンジンがかかりません。また、わずかな浸水が始まった後、急に水位が上昇することもあります。
よって車を用いて避難するならば、浸水が始まる前に避難開始することをおすすめします。
本システムに登録した施設は、警戒レベル3(高齢者・障がい者等避難)以前の避難受入を承諾しています。
ただ夜間・休日の受入が難しい施設もあります。そのような施設を希望する場合は、適切な避難のタイミングをさらにご検討ください。
【医療型ショートステイとして避難した場合の、障害福祉サービス支給について】
①相談支援専門員の担当が決まっている方:
実際の滞在となったら、早めに担当相談支援専門員へ電話し、「災害避難のための医療型ショートステイを〇月〇日から始めた」と伝えてください。
②相談支援専門員をつけていない方:
滞在が終了したら、早めに福祉事務所へ行き 「災害避難のための医療型ショートステイを〇月〇日から△日まで利用した」と伝えてください。
【施設で受けられる医療、サービスについて】
・利用施設のスタッフによる医療的ケアは原則利用できません。
医療的ケアができる方が付添してください。(一部の施設は付添不可であり、スタッフが医療的ケアを行います)
【施設内の詳細について】
・部屋の運用上やむを得ず、付添を施設側から断ることがあります。
・付添者の性別に応じた部屋を用意できないことがあります(例えば、男性患者に女性が付き添う場合、男性用部屋になることもあります)。
・個室か大部屋かについては施設の決定に従ってください。
・施設のベッドコントロール上やむを得ず(満床で急性期患者を受入できない場合等)、他院への転院や自宅退院をして頂くことがあります。この場合、施設の決定に従ってください。
【滞在中の医療材料等について】
・滞在・ケアに必要な物品・医療機器は全て、会員自身でご用意ください(呼吸器加湿用の水等も含みます。酸素を使う方は移動用のみご用意ください)。
・滞在中に医療材料が足りなくなった時、いつも使う物と同じ物を施設が提供できない場合があります。
・気管カニューレを使う方は、カニュレの予備も手元に持つようにしましょう。避難が長くなり予備が足りなくなった場合は、1度使用した物を水道水で洗って使用することができます。(在宅ではめずらしくありません)
【内服薬について】
日頃から定期内服薬の備蓄(7日分。難しければ最低3日分)を行ってください。そして、避難の際はそれを持ち出すようにしてください。
理由:
・避難先の病院では、いつもの薬を用意できないと想定ください
(てんかんや難病の薬は、一般病院には在庫を置いていないことが多いです)
・在庫がある病院であっても、停電時等では分包器(粉薬を正確に薬包に分ける機械)が動かず、薬が用意できないことがあり得ます
かかりつけの先生に、処方日数を多めにお願いすることで備蓄に回すことができます。
【滞在に関する支払いについて】
本ウェブサイト上での決済はできません。
医療型ショートステイ扱いの場合は自己負担分を、入院扱いの場合は医療費自己負担分を、利用施設へ直接支払ってください。
【きょうだいの同室について】
いくつかの施設で、きょうだいの同室が可能です。きょうだいが同室する場合、以下のことを了承ください。
・きょうだい自身を付添ではなく「入院扱い」とする施設がほとんどです。
この場合きょうだいの医療費が発生します。
・きょうだい自身が入院扱いとなる場合、病名がつくことになるため、以後の生命保険加入などに支障を生じる場合があります。
【退会方法】
マイページ(メニューの氏名をクリック)の中にある、マイページメニューに「退会」があります。
(退会すると全ての登録情報が消去されます)